消しゴムはなにでできているか?
新年度の授業が4月1日から始まりました。
昨年度までは土日にしか授業がありませんでしたが、今年度から3~6年生向けの平日クラスを設けました。土日はサッカーや野球などのクラブで忙しい方や休みの日は家族で過ごしたいという方も通いやすくなったのではないかと思っています。
体験会は終わりましたが、人数に余裕のあるクラスもありますので、教室に興味のある方はご気軽にご連絡ください。
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1年生の初回の実験は「じしゃくであそぼう」という実験でした。
どんなものが磁石にくっついてどんなものがくっつかないのかを表にまとめたり、磁石の力が強いところはどこかを調べたりしました。
磁石にくっつくものとくっつかないものをまとめた後、それぞれが何からできているのかを子供たちと一緒に考えました。そこでの疑問です。
「消しゴムはプラスチックでできているのか?ゴムからできているのか?」
「プラスチック消しゴム」と呼ばれているので、プラスチックからできていると思いますが、「プラスチックとゴムの違いは何なのか?」「ゴムはプラスチックの仲間なのか?」と考えはじめたら混乱してしまいました。
プラスチックとゴムは両方とも高分子で、似た構造をしています。昔はゴムといえばゴムノキから取れる「天然ゴム」でプラスチックとは別の性質をもつものでした。しかし、現在は石油からゴムの性質を持つものがつくられるようになりプラスチックとゴムの境界があいまいになっているようです。
プラスチックとゴムの境目をはっきりとさせることはできませんが、「プラスチックは常温では伸びないが、温めるとやわらかくなる石油からつくられる高分子、ゴムは常温で変形させることができ、また力を抜くと元の形に戻ることができる高分子」と大きく二つを分けることはできそうです。