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夏休みもサイエンス☆

サヌカイトで作ったナイフと矢じり
夏休みが始まり、まだ2週間くらいしか経っていませんが、
サイエンス教室に通っている子供達はそれぞれに科学を楽しんでいるようです。
何人かの生徒が各地で行われているイベントで作った作品を持ってきてくれたので、紹介したいと思います。
5年生のナナコちゃんとユウコちゃんが「野尻湖ナウマンゾウ博物館」で作った石器を持ってきてくれました。サヌカイトという火山岩で作ったナイフと矢じりです。

↑ナイフ (ユウコちゃんの作品)

↑矢じり (ナナコちゃんの作品)
火山岩はマグマが急激に冷えて固まった岩石です。マグマがゆっくり冷えて固まった深成岩に比べて岩石を作っている結晶の大きさが小さいのが特徴です。
サヌカイトは火山岩の中でも安山岩と呼ばれる岩石の仲間ですが、安山岩の中でも大きな結晶が極めて少なく、ほとんどが非常に細かい結晶によってできている岩石です。
大きな結晶が含まれない、結晶の粒がそろった岩石は上手くたたくと薄く割れ、割れ口が鋭くなるので、ナイフや矢じりなどに使われています。
ナイフや矢じりに使われる岩石で有名なものは黒よう石です。
サヌカイトは黒よう石に比べるとざらざらとした感触がありましたが、サヌカイトで作ったナイフでも紙を鋭く切ることができました。
サイエンス教室では、5年生の7月の授業で岩石についての勉強をしました。
マグマの冷え方の違いで岩石の結晶の大きさが違うという勉強をしたばかりでしたので、今回の石器作りで岩石に対する理解がより深まったと思います。


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