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江の島

今日は海の日ということもありまして、江の島に行ってきました。
江の島は、陸地と陸地に近い島が砂州と呼ばれる砂地で繋がっている陸繋島(りくけいとう)という地形をしています。

陸地と島が繋がっているということなので、車や人がたくさん通っている橋を渡らずに橋の下の砂地を歩いて江の島まで渡ることにしました。
江の島では潮だまりにいる生き物(イソギンチャク・カニ・フジツボ・小魚など)を観察しましたが、一番気になったのは上空で旋回するトビでした。釣り人の釣った魚を狙っているのか、私たちの頭上近くを行ったり来たりしていました。

江の島ではこんな看板が見つけられます。

新江ノ島水族館で深海生物展が行なわれているということだったので、水族館にも立ち寄りました。

私たちが住んでいる地表付近の生態系は、太陽からのエネルギーに始まって生産者・消費者・分解者と繋がっていますが、太陽の光が届かない深海では、地表付近とは異なる生態系が広がっています。その生態系は化学合成生態系と呼ばれるそうで、海底から噴出される熱水に含まれる化学物質(メタン・硫化物)を利用して独自の生態系を作っているそうです。
下の写真は深海に生息する世界最大のダンゴムシの仲間、ダイオウグソクムシです。
深海の生き物は赤い光で照らされていましたが、何故なのかわかりますか?

太陽の光にはたくさんの色の光が含まれています。しかし、光が水の中に入ると赤い色の光はすぐに吸収されてしまいます。(そのため、海は青色に見えます。)
深海には赤い色の光が届くことがなく、そこにいる生物は赤い光を感受する能力をほとんど持っていないため、飼育する時には光が生物に影響を与えないように赤い光のみを使っているようです。
新江ノ島水族館は、寿司ネタに使われている魚のコーナーや幻想的なクラゲの展示コーナー、相模湾大水槽でのインストラクターの解説など見所が豊富でした。
陸繋島が形成されるしくみも模型を使って説明しており、海の生き物だけでなく江の島の地形にも詳しくなったような気がします。


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