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ものをもやすとなぜ黒くなるのですか?

4年生のあらた君からの質問です。
「ものを燃やすとなぜ黒くなるのですか?」

サイエンス教室では5年生の実験で割りばしの炭を作ります。
(副読本 『わくわくびっくりサイエンス教室』 P219を参考にしてください)
試験管の中に割りばしを入れて蒸し焼き(酸素のない状態で高温にさらす)にすると、
割りばしから白いけむり(燃える気体)、水蒸気、茶色い液体(木タール)が抜け出して
最後に炭が残ります。
授業ではできた炭を燃やすのにガストーチを使ったり、完全に燃やすために酸素を送り込んだりします。炭は燃料として使われているので燃えやすい印象がありますが、木や紙などと比べるとかなり燃えにくいものなんですね。
私が通っていた大学では構内でバーベキューをすることができたので、
私も年に2・3回ジンパ(ジンギスカンパーティー)をしていました。
いま思えば、火をおこすときに着火剤を使ったり、火が安定するまでうちわで扇いでいたりしていたのは、炭素が燃えにくいせいだったのですね。


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