今週のサイエンス教室(22週目)
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2017年2月20日
今週、6年生は「酸化と還元」の実験を行いました。内容的にはずいぶん高度ですが、5年生で金属の酸化膜について触れているので入りやすかったようです。化学反応式など一生懸命書き写していましたよ。
実験の後半、テルミット反応を行いました。アルミ粉末3gとベンガラ(赤い酸化鉄の粉末)8gを混合して、マグネシウムリボンで着火。激しい火花とともに鉄の塊が生まれました。ド派手!
マグネシウムリボンに着火!
うわあ!!
(iPhoneのカメラ壊れたかと思いました 笑)
砂の中に現れたのはピンポン球サイズの塊。ただし大半は酸化アルミニウムや断熱材に使った砂の溶けたもの。
ポリ袋に入れハンマーで叩いて砕くと中からビー玉サイズの鉄の塊が見つかりました。磁石にくっつくことと電流を流すことから鉄である、と確かめました(低学年の実験経験がちゃんと活かされていて素晴らしい!笑)
私も個人的にやってみたかったのでベンガラの代わりに小樽の海で採取した砂鉄を使ってみました。酸化鉄の種類が違うからなのか、粒の大きさが違うからなのか、不純物が多いせいなのか、ベンガラで行ったものより反応が大人しく長続きしました。できあがった鉄の塊も小さく、小指の爪くらいの大きさ。これは玉鋼?銑鉄?どちらなんでしょう?