井の頭公園でのプランクトン採集
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2008年9月4日
サイエンス教室では5年生の授業で、水の中の生き物を調べる実験があります。
その準備のため、教室の近くにある井の頭公園でプランクトンの採集を行いました。
(採集は公園の許可を得てから行っています)
まずは、岸から手を伸ばせば水底に届くところで池に沈んでいる落ち葉を拾いました。
シャーレの上で落ち葉を少量の水で洗い、落ち葉の周りについているプランクトンを観察する予定です。ゾウリムシやワムシのなかまがたくさん見つかることを期待しています。
次に、ストッキングとペットボトルで作ったプランクトンネットで採集を行いました。
採集をしていると、いろいろな人に声をかけられるのですが、プランクトンネットの肌色のストッキングを見られるのは、少し恥かしかったです。
採集した水の中には、カイミジンコのなかまがたくさん含まれていました。
江戸時代、井の頭公園の池の水は「井」の「頭」といわれるようにとてもきれいで、江戸に住む人々の生活用水の源になっていたようです。
しかし、現在ではアオコが繁殖していて、かなり濁っています。
井の頭公園では、数年前より水質の浄化運動が行われているようなので、水質とプランクトンの関係など調べてみたいです。来年は今年よりもアオコの原因となるプランクトンが少なくなっているといいですね。